コンピュータが全人類の知性を越えるある時点「シンギュラリティ(特異点、技術的特異点)」が、2045年に到来すると
予測しています。
「シンギュラリティ」には「これまでの法則が通用しない」「想像もできないようなことが起こる」といった意味合いが
込められています。
そんな時代になるからこそ、人間が人間のあるべき姿を実現することが重要になると細田学園は考えています。
それを細田学園では「人間力」と呼び育んでいきたいと考えています。
建学の精神である「愛と奉仕」に始まり、人間性、勇気、意志、優しさ、思いやり、粘り強さ、諦めない心など人間としての内面の強さ、美しさを育んでいきたいと考えています。
未来において、人間がどのようにあるべきか、そのために今私たちはどのようにあるべきか。皆さんと一緒に考え、
習得していく必要があると考えています。
建学の精神 愛と奉仕
本校の建学の精神である「愛と奉仕」を学びます。
“人間性”は人間の持つ本質的な良さ、“勇気”は正しいことを行う強い心、“意志”は自ら決めたことをやり続ける気持ち。
この3つを体現できることが、社会で善い人間として人から信頼されるようになると考えています。
学園生活のあり方 〜日常生活で身につけるべき5つの重点
中高6年間という人生で最も多感な時期に、学校行事や部活といった特別な活動だけではなく、学園生活の日常の中で身に付けてほしい5つの重点がLPPICS(エルピックス)です。LPPICSとは青年期に確立しておくべき、全ての基礎だと考えています。建学の精神「愛と奉仕」、心身ともに健康な生活習慣、ポジティブに考え、チャレンジする姿勢、そして感謝と反省。人として当たり前の習慣を学園の日常で身に付けていきます。
【 愛と奉仕 】
建学の精神を学ぶこと
「建学の精神を学ぶ」時間で、「愛と奉仕」に込められた “人間性” “意志” “勇気” を学び、それを日常の中で実践することで身に付いていきます。
【 生活習慣 】
習慣が然らしむること
習慣化した「挨拶、身だしなみ、時間の厳守、規則の遵守」は人としての基礎です。また、読書や自習など、学習面も習慣化し、生涯学び続ける姿勢を身に付けることができます。
【 ポジティブ/ 主体性 】
自発的かつ前向きに行動すること
行動をする時、どのような心持ち、姿勢で挑むかによって、結果は大きく変わっていきます。普段から、何事もポジティブに考え、自分の個性を存分に生かし、自発的に行動をすることを学んでいきます。
【 チャレンジ 】
挑戦する人であること
チャレンジ精神を尊重します。学園生活の中で、たくさんの dots【原体験】に挑戦をし、たくさんの成功や失敗を体験することで、一つひとつの dots【原体験】が個性となり、夢に繋がります。
【 感謝・反省 】
感謝し、省みること
すべての dots【原体験】で経験する成功や失敗の結果に対して、素直に受け止め、自省することができるようになっていきます。全ての dots【原体験】に感謝することができれば、必ず次に生かせるはずです。
部活動
細田学園ではdots【原体験】の考え方から、部活動にも是非本気で取り組んでほしいと思っています。
部活動ではクラスとは異なる学年を越えた仲間たちとの切磋琢磨によって、探求心、努力、チームワーク、達成感など将来掛け替えのないdots【原体験】を得ることができると考えています。
そのため、授業時間を工夫し、部活動の時間を十分に取ることによって、思いきり部活動に打ち込んでほしいと考えています。
選択クラブ(集中教養講座)
細田学園ではdots【原体験】の幅を広げるため集中教養講座を数多く用意しています。
夏と冬の2回、入部している部活以外の講座を選び参加します。
運動部の生徒は文化系、文化部の生徒は運動系というように、例えばサッカー部で茶道や華道を体験する、吹奏楽部でバスケットを
体験するといった幅のある経験をすることで、新しい発見や将来に繋がっていくと考えています。
行事
細田学園では様々な学校行事が生徒のdots【原体験】になるようにデザインされています。
体育祭や学園祭、合唱コンクール、リーダー教育の発表など、学校行事は生徒主体で運営され、仲間と作り上げていくことにより、
コミュニケーション能力、チームワーク、行動力など、授業だけでは学ぶ事のできない体験が十分にできます。
合宿・宿泊行事
細田学園では毎年、オリエンテーション合宿、林間学校(2年生)、修学旅行(3年生)、希望者で行われるイングリッシュキャンプ、
フィールドワークなどの宿泊行事があります。
規律ある生活の中で寝食を共にし、その心地よさを学びながらそれぞれの目的を達成していってほしいと考えています。
“同じ釜の飯を食べた仲間”との一体感を感じ、いろいろなことを語り合ってほしいと考えています。
将来、本学園の生徒同士がこの経験を基に協力し、日本、世界をリードしてほしいと考えています。
フィールドワーク(希望者制)
細田学園では長期休業期間(夏・冬・春休み)中はその時にしかできないことを経験してほしいと考えています。
部活動、イングリッシュキャンプなどたくさんのdots【原体験】を得るチャンスです。
細田学園では、この長期休業期間の原体験として、各教員の得意とする分野に特化したフィールドワークを実施していきます。
いくつものフィールドワークから興味のあるフィールドワークがあれば、いくつでも参加可能です。
例えば、社会科教員による産業遺跡見学、理科教員による大島火山探索、野辺山散策など、楽しんで興味を深めてほしいと思います。
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